玉野青少年スポーツセンター(平成１４年３月２５日作成)

　
ようやく冬が終わり、いよいよキャンプシーズンの到来ということで、３月の中旬、早速出かけました。場所は玉野市の田井で、私の家から車で３０分ばかりの所です。昨年同じ頃に泊まった加茂川町のＫＯＡ岡山中央で痛い目を見ていたので、今年は少し警戒して県南からスタートすることにしたのでした。
このキャンプ場は名前から推測すると、新見市にある岡山県備北青年の家 と同じ公営の研修施設のようで、やはり事前に研修計画書を提出しないといけません。電話で申し込むと書類を自宅に送付してきてくれるので、例によって「地学観察」とか「天体観察」とか適当に記入して持っていきました。

　
管理宿泊棟
　

　
国道３０号線のすぐ脇になりますが、広大な敷地の中に立派な３階建ての管理宿泊棟があって、そこの受付で料金を払い、研修計画書を提出すると、鍵を渡してくれます。それがキャンプ場の入口の鍵です。
そのキャンプ場の入口はこの建物から 、百メートルぐらい離れたところにあり、左下写真のように車が入れないようになっているので、鎖にかけられた錠前を鍵であけて、白い鉄の棒を抜いて車が通れるようにします。それから坂道を登りきり、そこにある大きな球技場の端を通り抜けていくとキャンプ場に到着します。球技場では大勢の人たちがラクロスの練習をしていました。

　
キャンプ場入口
　

　
球技場
　

　
キャンプ場は山の中腹を切り開いて大きな平地が幾つか確保されており、私は一番下のもう谷に近い所の桜の側にテントを張りました。キャンプ場全体にも桜の木がかなり植えられており、もうしばらくすると見事な景色になるものと思われました。小鳥が多く、テントのすぐ近くまでジョウビタキやヤマガラがやってきてくれました。ただカラスもやってきて、私が少し目を離している隙に持ってきたクラッカーをきれいに食べられてしまいました。いつもは相当気を付けているのですが、久しぶりのキャンプで油断していました。またこの辺りは王子ケ岳と同じ花崗岩地帯で、周りの山々には方丈節理に支配された巨岩をあちこちに見ることが出来ます。キャンプ場周辺の地質も左下写真のように花崗岩が風化したマサツチで、今後とも早いテンポで侵食が進んでいくものと思われます。

　
キャンプ場
　

　
「深山（ミヤマ）公園」道の駅
　

　
夕飯はインスタントラーメンに、近くの道の駅「深山公園」で買ってきたシイタケを入れて食べました。この道の駅には新鮮な魚や野菜などが安く売られており、日頃からよく利用していますが、休みの日などは朝からかなりの賑わいです。ただ平日は休みが多いのでご注意ください。
それからカラスのせいでツマミなしでお酒を飲んでいましたが、ふと気が付くとオリオン座が南の空にその雄姿を浮かべています。近くには双子座のカストルとポロックスとが見えます。今回は時間があれば星を楽しもうと「星座への招待」を持ってきていたのですが、谷底に近いせいか、昼間の暖かさが嘘のようにたちまち寒さが厳しくなってきたので、「天体観察」は約１０分で終了してシュラフに潜り込みました。

　
キャンプ場の設備はトイレと炊事棟、バーベキュー用の炉などがあります。スポーツセンター全体の設備としてはさきほどの球技場のほかに陸上競技場や体育館、プール、テニスコートなどがあって、宿泊棟に泊まり掛けで利用される方も多いようです。
キャンプ場の料金は大人１日１００円で、一泊すると２日と換算され２００円です。このあたりの計算の仕方も備北青年の家と一緒です。
食事もお願いすれば用意してもらえ、テントやシュラフ、炊事用具のレンタルもあります。初心者の方、スポーツ好きの方にはお勧めです。
申込みの電話番号は０８６３−３１−０８８８です。

　
炊事棟