"食料"について(平成１１年８月１０日作成）

キャンプに行った時は、なるべく簡単に食べられるものが助かります。更にバックパッキングでは、嵩張らない軽いものでないと困ります。しかも食べ終わった後になるべくゴミの出ないことが必要です。そして、それが美味しければ文句はありません。

　
そんな条件をほぼ満たしてくれて、最近、専ら愛用しているのが 、写真右の「五目ご飯」です。
作り方は簡単で、袋のふたをあけて水もしくはお湯を加えるだけで、水なら５０分、お湯なら２０分で出来上がります。プラスチックのスプンが付いていて、袋にいれたまま食べられるので、キャンプのあいだ これしか食べないのであれば食器を一切もっていく必要がありません｡
食べたあとは袋がペチャンコになるので、ゴミは出ないのに等しいと言えます。
このシリーズには他に、山菜ご飯、赤飯、白飯などがありますが、私は五目ご飯が一番好きです。

　
五目ご飯 　

しかし、２泊以上のキャンプだと、さすがにこればかり食べていると厭きてしまうので、そんな時はインスタントラーメンを持っていきます。

インスタントラーメンというと いろいろな種類がありますが、私はたいていの場合、日清チキンラーメンかエースコックのワンタンメンを持っていきます。というのは、この発売時期の早い二つのラーメンは、容量が８０ｇ少しと他のものに比べてやや少なめで、その分かなり小さくなっており、ザックのスペースを節約できるし、コッフェルなどにも収まりがいいからです。味も悪くありません。
特にチキンラーメンの場合は、お湯をかけて食べるだけでなく、そのままトリスのつまみとしてポリポリと食べながら、同時に夕飯もとったことになり、準備もいらず、後片付けの必要もなく、そのまま酔っぱらって寝てしまえるという極めつけの利点があります。燃料が心細い時にも助かります。チキンラーメンをそのまま食べるという人は意外に多いのではないかと、私は密かに思っています。

愛用のインスタントラーメン
　

日頃、暴飲暴食を重ね、全くだらしない生活をしている私ですが、キャンプに行くと妙に粗食になります。そしてゴミをださないようにだとか、燃料を節約しようなどと、やたら考えたりします。
面倒くさいというのもありますが、やはり自然と身近に接すると、柄にもなく資源の無駄遣いをやめて環境を大事にしたいという、殊勝な気持ちになるからかもしれません。少しのあいだだけですが、まじめになります。