郷原キャンプ場(平成１４年６月１４日作成)
　　

久しぶりに蒜山に登ろうと思ってキャンプをしました。
このキャンプ場はかつて漆器の生産で栄えた川上村の郷原地区にあって、それで郷原キャンプ場と呼ばれています。山陽休暇村の敷地の一画にあって、かなりの広さです。団体での宿泊には便利だと思います。受付は休暇村のロッジでします。予約しておくとここで食事をとることも出来ますし、お風呂も利用できます。
キャンプ場の設備としては炊事棟と簡易トイレがあります。キャンプ場の料金は大人１人４００円。家内と二人で８００円でした。申し込みの電話番号は０８６７−６６−３１９１です。開設期間は４月初めからから１１月末までです。
　　 　

　山陽休暇村ロッジ

　
とにかく景色が抜群で、蒜山三座はもちろんですが、遠くに大山や烏ケ山（カラスガセン）を望むことが出来ます。５月下旬の高原の空気は驚くほど爽やかで、カッコウが間近に姿を現し、おなじみの鳴き声を披露してくれます。蒜山は何度来ても、失望させられるということがありません。
夜には予想以上に温度が下がってきたので、用意しておいた厚手のフリースジャケットを着込み、暖かい食事を摂ったあと、早々にシュラフに潜り込みました。この時期はやはりダウンジャケットを持ってきたほうが良いようです。
　　

　キャンプ場から見た大山

　
ただこのキャンプ場は丘の中腹の緩やかな斜面をそのまま利用して作られているため、全体にほんの少し傾斜があって、平らな場所というのがありません。
その日もキャンプ客は私達だけで、どこにでもテントを張っても良かったので、なるべく傾斜の少ない所を選びましたが、それでもテントに入って寝ているといつのまにかズルズルと体が滑ってしまい、かなり寝にくかったのは事実です。
　
　　
　　

　キャンプ場

　
翌朝は標高１，２０２ｍの、上蒜山に登りました。
登山道は、駐車場から９００ｍばかり離れたところにあり、ジャージー牛の寝そべる牧場などを横切ってたどり着きます。途中に低い鉄条網や木の柵（サク）があって道を塞いでいますが、それは多分、牛が逃げださないためのもので、かまわず跨いで進みます。
登山道に入ってからは、最初少し険しい道が続きますが、５合目を過ぎたあたりからは楽になり、景色もじっくり堪能できます。
　　
　　

　炊事棟

　　
またタニウツギ、イワカガミ、アカモノなどの花々が目を楽しませてくれます。頂上自体は見晴らしがそれほど良くないこともあって、多くの方が見晴らしが良くて広いスペースのある８合目で食事を摂られていました。中蒜山から縦走してきた方も何人かおられました。私も次回は下蒜山から中蒜山まで縦走してみたいと思っています。
下山後は塩釜に寄って冷泉で淹れたコーヒーを飲み、お土産にいつものように牛乳キャラメルを買いました。
　　

　上蒜山頂上