塩釜キャンプ場(平成１４年６月１９日作成)

　
八束村には有名な塩釜の冷泉があります。岡山県にはこの塩釜と上斎原村の岩井、岡山市の雄町、 ３つの日本名水百選がありますが、私の知っている人たちはここの水が一番美味しいといいます。
その冷泉のすぐそばにあるこのキャンプ場には蒜山三座の一つ、標高１，１２３ｍの中蒜山の登山口があります。
蒜山では今からおよそ３０万年前頃から激しい火山活動が繰り返され、その後大山火山活動へと発展していきました。そのためか蒜山一帯は”くろぼこ”と呼ばれる真っ黒な火山灰土に広く覆われており、中蒜山に登る時に雨が降ったりするとそれがヌルヌルと滑りやすくなって、かなり苦労をすることになります。 　

　
中蒜山（左後方に下蒜山が見えます） 　

　
キャンプ場はいくつかのサイトに分かれています。
主となるのは、花崗岩（万成石）の大きな石があちこちに配置されている石彫公園（セキチョウコウエン）と一体となった芝のフリーサイトです。他に林に囲まれたサイトなどが幾つかあって、全体でかなりの広さです。収容人員はなんと５００人ということです。
設備は炊事棟とトイレがあちこちに散在しており、他に温水シャワーがあります。炊事棟の水は冷泉の水を引いているとのことで、このキャンプ場の大きな魅力となっています。トイレは最近順次リニューアルされていっています。また簡単な食事のできる売店や新鮮な野菜や果物を売っているお店などがあって、なにかと便利です。
　　

　
キャンプ場
　

　
受付は塩釜ロッジという立派な建物でします。
ロッジには売店があって、私の好きな「牛乳キャラメル」など蒜山の土産物も売っています。キャンプ用品のレンタルもあります。大きな囲炉裏のある食堂があって蒜山名物のジンギスカン料理や蒜山そばを食べたり、冷泉の水で淹れたコーヒーをいただくことも出来ます。ここの裏庭にも冷泉の水が引いてあって、少量なら持ち帰る事が出来ます。
またキャンプ場から５０ｍばかり離れたところにある塩釜養魚センターには釣り堀りがあって、誰でも簡単に楽しむことができます。イワナやアマゴを釣って、希望すれば、その場で七輪で塩焼きにして食べることもできるそうです。
　

　
塩釜ロッジ
　

　
　
このキャンプ場とその周辺の地域には、キャンパー達が利用しやすいような色々な施設があって、キャンプそのものが便利で、かつ快適に過ごせるようになっています。初心者の方や ファミリーキャンプには最適だと思います。連泊にも、もってこいです。もちろん蒜山の自然も満喫できます。
料金はテント一つの持ち込み料が１０００円で、入場料１人３００円です。テント一つに家族４人で泊まれば、２，２００円です。それにゴミ袋代が別途２００円ぐらいかかります。申し込みの電話番号は０８６７−６６−３９５９。

　
塩釜養魚センター
　

　　
開設期間はよくわからないのですが、多分１２月から３月ぐらいまでは閉まっているのではないかと思います。３月 、４月、あるいは１１月、１２月頃にと思われる方は電話等で必ずご確認ください。それ以外の時はもちろん大丈夫ですが、週に火曜か水曜日あたりが定休日です。