それから試したのが、チタン製のもので、これは一つの鍋の中にもう一つ小さい鍋が収まっているという非常にポピュラーなタイプで、大きい方を湯沸し用、小さい方を調理用として使えるので、油分の問題は解消しました。お茶用のコップも小さな鍋のそのまた中に調味料などと一緒に入れることが出来ます。コップもやはりチタン製で、家族でのキャンプも考慮してスタッキングできるタイプを幾つか買っています。
これで全て解決したように思ったのですが、以前のものより少し大きいのでザックの中での収まりが悪く、今ひとつ納得がいきません。また小さな鍋にコップと調味料を入れても、なお余分な空間ができるのも気に入りませんでした。
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マトリョーシカ人形のような食器
取っ手は根元の部分が動いて鍋本体にくっつくので、収納が簡単です。
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食器の材質については、よくステンレスとアルミ、それにチタンの3つが比較されます。
ステンレスは丈夫で錆びないといった特長がありますが、とにかく重たいのでキャンプにはあまり向いていません。
アルミは軽いのですが、強度にやや不満があります。また、熱が伝わり易いので口をつけた時に、うっかり舌や唇に軽いやけどをすることがあります。金属臭も気になります。
今、最も人気のあるチタンは、従来の材質の弱点をほぼクリアしています。錆びにくく丈夫で、比重はアルミよりやや大きいのですが、アルミより薄くしても強度が十分確保されるので、結果として、食器全体の重さはアルミより軽くなります。熱伝導率も低く、口にやけどをすることはなく、お湯を入れて手にもってもあまり熱く感じません。臭いも無いので、コーヒーやワインなどを飲むのはこれに限ります。ただチタンは加工がしにくいので、ダントツに高価です。
しかし 一度チタン製のものを使い始めると、もう病みつきなってしまい、食器は全てチタン製でないと気がすまないという人も多いようです。
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