一人でバックパッキングに行く時は、コーヒーを湧かして飲むというようなことはしませんが、夫婦でキャンプをする時は、朝はお気に入りのお店で買ったクロワッサンとコンソメスープと一緒にコーヒーを飲みます。かつてはチタンのコップを使って飲んでいたのですが、少し味気ないので、最近はククサで飲んでいます。
ククサとはフィンランドやノルウェーなどの北部 ラップランド地方のサーメ人の方が使う、シラカバの木の瘤から作ったコップです。以前テレビでフィンランドで熊猟をされる方が雪の中で使っておられるのを見て興味を惹かれ、更に妻が大津在住の高名な写真家のお宅にお邪魔した時にククサでおもてなしを受け、とても雰囲気があったという話を聞き、どうしても欲しくなり、よく行く御徒町のお店で一式買い揃えました。ただチタン製のコップに比べてすら値段が高く、嵩張る上に扱いも不便で、後でちょっと後悔したのですが、使う時にはそれぞれの木の模様、香り、手触りがなんともいえず、やはり買ってよかったと思いなおします。
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ククサ
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上の写真、左端のピーターラビットのマグカップの右にあるのが、コーヒー・ハーブティー用として使っている一番大きいものです。その右の中ぐらいの大きさがワイン用、そして一番右がスピリッツ用と、色々なサイズを揃えて使い分けています。手入れはクルミを潰して、それを布に包んで磨くのだそうですが、面倒なので今のところ一度もやっていません。
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またそうなると、コーヒーの味にも少しこだわってしまいます。
今までキャンプでは、たいていの場合、スーパーで買った、コーヒーの粉の入った紙パックをドリップして飲んでいたのですが、どうも自分の好みと少し違うので、自分でチョイスした豆を持っていって、その場で挽いてから飲もうと考え、ちょうどネットで見かけたキャンプでも使えるというコーヒーミルを買いました。
このミルは取っ手が外せて非常にコンパクトになり、確かにキャンプには最適です。粒度の調整も簡単な上に、添付の説明書によると、セラミック刃を使っているためコーヒーの風味を損なわず、切れ味も良いのだそうです。
そして、やはり挽き立てのコーヒーは格別で、今のところ非常に満足しています。
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コーヒーミル
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朝起きると、まずは使い慣れたヤカンでお湯を沸かします。ヤカンはアルコールストーブと同じスウェーデンのメーカーのもので、素朴な雰囲気が気にいっています。
ドリッパーは携帯に便利なアウトドア用のものを、これまで色々と試してきましたが、今は家でも使っているカリタ式のものに落ち着いています。これが一番使いやすく、しっかりしており、少し嵩張りますが、不器用な私には最適です。
コーヒーを飲んでいると、まさかその香りに惹かれてくるわけではないのでしょうが、いろいろな鳥達が訪れてくれ、いつも豊かなひと時を楽しむことができます。
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ヤカン
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アウトドア用各種コーヒードリッパー
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