続・高梁美しい森キャンプ場(平成１６年１０月２０日作成)

　　
高梁美しい森キャンプ場
　
昨年は予約しながら止むを得ない事情があってキャンセルしたのですが、少し詳しいレポートをするお約束をしたので、今年もまた同じ時期に申し込みをしました。
今回は小学生の男の子や女子大生といった若い人から、７０ぐらいの男性までと、私を含めて老若男女１３人という少し変わったグループ構成です。３人がテント、１０人はビジターセンターに宿泊という予定で、昼過ぎから、三々五々、現地に集合しました。
最近あまり自然の中に出る機会がなかった私ですが、途中カケスが出迎えるように車につきあって暫く一緒に飛んでくれ、とても嬉しい気持ちになりました。

　
　
　
小鳥の巣箱
　

　
そのビジターセンターには、とてもきれいな１０畳ぐらいの和室が２つあります。台所やお風呂もあります。また調理道具や食器も全て揃っているので、女性陣が夕食用のおでんを初めいろいろな料理を作り始めました。木工加工センターでは、その設備を使って手作りおもちゃを作り始める人もいました。ちなみにビジターセンターの宿泊料は大人１人２０００円です。 　
私はというと、キャンプの準備をしようとテントサイトへ行ったのですが、２人用のテントに、間違えて３人用テントのポールを持ってきていたため、テントを立てることが出来ず、しようがないのでその辺で昼寝を始めました。

　　
ビジターセンター【和室】　

　
ビジターセンター【台所】
　

　
そのうち、予約されていた私たちとは別のキャンパーの方々が続々と到着しはじめました。１０月の中旬で、もうかなり寒くなってきているのですが、なかなかの人気です。ただたまたま管理人さんがおられなかったので、どういうわけか管理人さんと間違えられた私が、代わってテントサイトの案内をしたりしました。私も今までキャンプは数多くしてきましたが、キャンプ場の受付をしたのは初めてでした。

　　
木工加工センター　

　　
テントサイト
　

　　
夕方に地元の方に新米と大量の猪肉をいただいたので、早速、釜で一升ほどご飯を炊いて、肉は食べられそうな量だけ炒めました。町では味わえない豪勢な夕食は、皆の持ちよったビール、焼酎、ウィスキー、それに中国土産の紹興酒、新庄のサルナシのお酒、山田養蜂場の蜂蜜ワイン、自家製の果実酒などが加わって、当然の如く大宴会へと発展していきました。
そして宴の後は、テントは張れなかったのですが、戸外で寝たかったので、ビジターセンターの軒下にマットを敷いて、シュラフにくるまって寝ました。しかしさすがに明け方には寒くなって、屋内に逃げ込むことになりました。

　
お釜でご飯焚き
　

　
猪肉
　

　
朝は近くの朝市で買ってきたアミタケや大根などを入れた味噌汁を食べて、それから倉敷市立自然史博物館友の会主催の森の観察会に参加しました。実は今回の宿泊メンバーの殆どはこの観察会のお世話をする人たちで、私はそれに便乗させてもらったのでした。
観察会の途中、地元の方のご好意でキノコ狩りもさせていただきました。成果は写真の通りです。

　
キノコ狩り成果
　

　
キノコ狩り成果
　

　　
森の中をしっかり歩いた後のお昼ご飯は、竹にパン生地を入れて焼いた竹パンや、いただいた猪肉の入った味噌汁、それに昨日余分に作っておいたおでんなどで、観察会の参加者５０数人で楽しく食べて、午後２時に解散しました。素晴らしい経験をさせて下さった地元と博物館関係者の方々に心より感謝です。
また倉敷市立自然史博物館では１１月３日の文化の日に、第４回『１１月３日は自然史博物館まつり』が開催される予定ですので、ご都合のつく方は行ってみられてはいかがでしょうか。

　
竹パン作り
　

　
昼食風景