黒沢山キャンプ場(平成１０年１２月１４日作成)

　　
黒沢山キャンプ場はその名の通り津山市街の北西 黒沢山にあります。くねくねした山道を、車の腹が地面を打たないように気を使いながら かなりの時間をかけて登っていくと、やっと辿り着くことが出来ます。キャンプ場は駐車場のすぐ近くの第一キャンプ場と少し離れた第二キャンプ場とがあります。といっても空いている時なら、どちらのキャンプ場も車を乗り入れることは出来なくはなさそうです。
またどちらも豊かな照葉樹林に囲まれ、自然を十分に堪能することが出来ます。ただ見晴らしが良いのは第二キャンプ場で、津山市街を一望する事が出来ます。

　　　
炊事棟
　

　　　
　　　
私たち家族が泊まった時は、第二キャンプ場には先客が何組かいたので、誰もいない第一キャンプ場にテントを張りました。
第一キャンプ場には水道のついていない炊事棟があります。 ただそのすぐ側に谷川水を引いた水道が一つあるので特に問題はありません｡トイレは少し離れた駐車場の所まで引き返して利用します。設備の面で初心者の方は、少し不便を感じるかもしれません。
申し込みは津山市役所にします。電話番号は０８６８−２３−２１１１。料金は無料です。

　　　
テントサイト

　　　
夜になるととにかく星が綺麗で、双眼鏡を覗き込みながら、ついつい夜更かししてしまいました。
また朝起きると子供のテントの 出入り口 のところにトンボ がとまっていて、人 が触っ ても逃げません。朝顔に釣 瓶をとられた様な感じでした。　　
　　
　　 　　
　 　

　　
テントに停まったトンボ　　　

　　　
キャンプ場の近くには日本三大虚空蔵霊地の一つ 万福寺があります。旧暦の１月１１日から１３日までのあいだには「十三詣」という祭礼があり、この時１３歳の子供がお詣りすると「威・福・智」が授けられるそうです。
私の子供は長男が既に１４歳になっており、学校の成績を見てもわかるように明らかに手遅れで、また次男は未だ１２歳で、おまけに生まれつきのの無神論者とあって、1月頃でなかったということもあり お参りはしませんでした。
また黒沢山の近くには中山神社があります。

黒沢山は津山市と鏡野町との境界近くにあり、そのためキャンプの食材は鏡野町に入った所にある物産館「夢広場」で新鮮で安価なものを調達することができます。
夏に行った時はナスやキュウリ、オクラといった野菜のほか、ブルーベリーやマクワウリなどを買い込み、とてもおいしく食べる事ができました。
　　　
　

「夢広場」のペスタロッチ像

　　　
またこの「夢広場」にはスイスの教育学者"ペスタロッチ"の像がたっています。鏡野町はペスタロッチの理論に基づいた教育を目指しているということです。ちなみに広島大学教育学部が設けている、ペスタロッチー教育賞の今年の受賞者にはユニセフ親善大使の黒柳徹子さんが決まったそうです。