恩原高原オートキャンプ場(平成１６年８月２３日作成)

　
以前吉井竜天オートキャンプ場と竜天天文台キャンプ場とが非常に近いところにあって、２つのキャンプ場がこれほど接近しているのは「岡山県でも他に例がありません」、と書いたのですが、それは間違いでした。
というのは先日泊まった恩原高原青少年旅行村キャンプ場とこの恩原高原オートキャンプ場は小川を挟んで隣接しており、極端な言い方をすると別のキャンプ場というより、一つのキャンプ場が趣向を変えた二つのゾーンに分かれているといった感じすらあるからです。
というわけで宿泊してはいないのですが、旅行村キャンプ場に宿泊したさいに、このオートキャンプ場の様子も見てきました。　

　
サイト風景
　

　
薄暗い林の旅行村キャンプ場から小川を渡って、細い坂道を通り抜けていくと、急に目の前が大きく開けて、辺（あた）りがパット明るくなります。そしてたくさんの車とたくさんの人の姿が目に飛び込んできて、旅行村キャンプ場との隔たりに少し唖然とします。
この恩原高原オートキャンプ場は平成３年（１９９１）にオープンし、平成７年には日本オートキャンプ協会から４つ星の認定という高い格付けを受けています。岡山県内でも屈指の老舗のオートキャンプ場です。
もちろん人気は抜群で、予約するのもなかなか難しいということです。確かに私が行ったときも、サイトは全て埋まっていました。

　
サイト風景
　

　
そのサイトは５４ほどあって、全てに流し台と野外炉がついています。２０サイトにはＡＣ電源があるそうです。広さも十分だと思いますが、みんな大きなテントと大きなタープを設営しているので、意外に窮屈そうにも見えます。なにせすぐ隣のキャンプ場全体をわずか２組で独占していたので、余計そんな風にみえたのかもしれません。

　
右の写真のような立派なクラブハウスがあって、受付はそこでします。
ここには売店があって、たいていの物は売ってくれるか、レンタルしてくれるので、なにも持ってこなくても大丈夫だということです。
設備は水洗トイレ、温水シャワー、コインランドリーなど十分なものがあります。そのため連泊される方がかなり多いようです。
最近では岡山県内にも、設備面とかではもっと立派なオートキャンプ場が幾つか出来ているようですが、多分、早い時期に出来たこのオートキャンプ場の良い点、悪い点をいろいろと参考にしているのではないかという感じがしました。

　
クラブハウス　

　
キャンプ場の中央の広場にはターザンロープがあって、子供たちに好評です。親子でキャッチボールやバトミントンをしている人もいました。みんな本当に楽しそうで、あちこちで笑い声が絶えません。ニジマスの釣れる釣り堀もあります。
またこのあたりには、かなりの数の白樺やカラマツが植えられた林があって、野鳥の観察コースや自然植物園も整備されているので、自転車を借りてサイクリングなどしても結構楽しめるようです。
料金は１サイト４，０００円（電源付きは４，５００円）と、さすがに旅行村キャンプ場の数倍となりますが、それなりに納得のできるものだと思います。開設期間は４月の第３土曜日から１１月の初め頃までです。

　　
ターザンロープ
　

　
申し込みはキャンプ場のクラブハウスにしますが、電話番号は０８６８−４４−２８４０になります。ただし開設期間前は恩原高原湖畔ロッジが窓口で、こちらの電話番号は０８６８−４４−２３０１となります。受付開始日はやや変則的で、４月の第３土曜日から６月３０日宿泊分は３月１日から、それ以降は４月１日からです。もし行ってみようと思われるのなら、少しでも早めに予約されることをおすすめします。今年はもう殆ど空きがないそうで、例年４月までに予約すれば、希望する時に利用できるという、嘘のような噂を耳にしました。