田浪キャンプ場−毛無山登山の拠点(平成１２年７月６日作成)
田浪キャンプ場は、近年、大幅にリニューアルされています。新しい情報は「新・田浪キャンプ場」をご参照下さい。（平成２０年８月１０日）
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岡山でいいキャンプ場を教えて下さいといわれると、私はまずこのキャンプ場のことが頭に浮かんできます。しかしそれを口に出すのは少し躊躇します。
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田浪キャンプ場は新庄村の毛無山（ケナシガセン）の麓にあります。
設備と言えばトイレがあるだけで、他にはなにもありません。水はすぐ傍に田浪川という小川があるのでそこから汲んできます。この川の水は更に川下でアマゴの養殖に利用されているので、汚すことは厳禁です。
こんな不便なところなので、いくら自分が気に入っていても、ぜひ行ってみてくださいなどと、気軽に人に勧めるわけにはいかないのです。
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キャンプ場概観
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キャンプのスタイルにもいろいろとありますが、ゆったりとした自然に囲まれ、なるべく静かに過ごすのが自分には合っているようです。そして、 このキャンプ場を訪れる方も皆そうなのか、あまり人の居るところでキャンプをしない私も、ここでは落ち着く事が出来ます。
夕暮れ、ただ寡黙に、それぞれが夕餉の仕度ををする時間は、お互いを気遣いながらも干渉する事も無く、実に満ち足りたものとなります。不便さが、それに相応しい人間だけを選んでいるのでしょうか。このキャンプ場の夕日は実に鮮やかです。夜空の星もまた、心に突き刺すように、あくまでも美しく輝きます。
申し込みの電話番号は０８６７−５６−２６２６、新庄村の産業経済課になります。料金は無料。開設期間はもちろんオールシーズンです。
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このキャンプ場の近くには「毛無山 山の家」があります。
藁葺きの、昔風の民家をあしらった囲炉裏のある洒落た建物です。風呂や洗面所、ベッドなどの設備も実にしっかり整っています。
土曜・日曜および祝日の昼間は無料で利用できます。平日の昼間と、夜間の宿泊は有料ですが、かなりリーズナブルな値段となっています。殆どの利用者が毛無山へ登られる方のようです。
申し込み・問い合わせは、やはり新庄村の産業経済課になります。
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毛無山 山の家
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毛無山は標高１２１８ｍ、県下でも屈指のブナの原生林が残っているところです。またブナの恩恵を受けて鳥や昆虫、草花も実に豊かです。その素晴らしさに、一年を通して多くの人が訪れます。白馬山（標高１０６０ｍ）、金ケ谷山（標高１１６４ｍ）、朝鍋鷲ケ山（１０７８ｍ）へとつながる縦走路も魅力的です。もちろん天気のよい時は蒜山や大山の姿を楽しむことができます。
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そんなわけで、本当の気持ちをいえば、少し不便でも、ぜひこのキャンプ場を利用され、そして毛無山に登られることを、お勧めします。きっと素朴なキャンプの醍醐味と、岡山の貴重な自然を堪能できる筈です。
毛無山
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毛無山 山頂
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田浪キャンプ場は、近年、大幅にリニューアルされています。新しい情報は「新・田浪キャンプ場」をご参照下さい。（平成２０年８月１０日）
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