高梁自然公園キャンプ場(平成２０年９月１８日作成)

　
受付が１７時までということだったので、岡山市の我が家を１５時前に出発しましたが、途中で急遽、清音駅前のパン屋さんで翌朝のパンを買って行こうということになり、またしても時間をロスしてしまいました。ただそれでも頑張って１７時３分前には、なんとかキャンプ場に滑りこみことが出来ました。津谷キャンプ場の失敗以来、かなりまじめになっています。記憶が定かではありませんが、ここに泊まるのは１０年ぶりぐらいだと思います。
このキャンプ場はＪＲ高梁駅から車で２０分足らずの場所にあり、エメラルドグリーンに染まる新城池を中心にして設けられた、高梁自然公園の中にあります。多目的グラウンドやアスレチック遊具などもあり、１３．５ｋｍにわたる変化に富んだ遊歩道には、多くの奇岩、奇石が見られます。

　　
テントサイト
　

　
オミナエシ
　

　
公園の駐車場からテントサイトまでは、坂道を１００ｍ余り歩かないといけませんが、一旦、車でサイト近くまで行って荷物を降ろすことが出来るので、それほど苦ではありません。
サイトはアカマツ林の中にあって、山の斜面を利用して配置され、私好みです。広さは我が家には、もちろん十分ですが、大型テント、大型タープを設置される方には、少し微妙です。その日、もう一組テント泊のグループがおられたのですが、比較的大きなテントと、ロッジ型テントのような形をして四方が蚊帳のようになっているタープ代わりのようなものを、多分サイトに入りきらなかったのでしょう、キャンプファイアー用の共用スペースに立てておられました。サイトは私の数えた限りでは１８ケあります。少し離れたところには照葉樹も植えられており、シジュウカラ、コゲラ、そしてアカゲラかアオゲラの声も聞こえました。またオミナエシやワレモコウの花も咲いていました。池のそばには東屋があって、そこの湿生植物園では、サギソウなども咲くそうです。自然も十分楽しめます。

　
炊事棟【拡大写真】
　

　
シャワー棟
　

　
料金は大人１人３００円、小人１人１５０円で、夫婦２人で６００円という、破格の値段です。
設備は非常に綺麗でしっかりしています。水洗トイレ、炊事棟、シャワー棟がテントサイトを少しだけ下ったところにまとめて配置され、とても便利です。シャワーは私は利用しませんでしたが、料金は５分で１００円だそうです。
またバンガローも人気があるようです。
テントサイトに寄り添うように５人用のバンガローが５棟、新城池に面して１０人用の２階建てバンガローが２棟ありますが、その日は、ほぼ満杯でした。しかも見ていると、皆さん勝手がよく分かっているようで、殆どがリピーターの方のようです。１０人用バンガローには駐車スペースがあります。料金は５人用が３０００円、１０人用が７０００円と、これもかなりリーズナブルです。

　
５人用バンガロー【拡大写真】
　

　
１０人用２階建てバンガロー【拡大写真】
　

　
高梁市のホームページには開設期間ではなく休園期間が書いてあり、少しわかりにくいのですが、それによると６月の第３月曜から７月の第３金曜日までと、１０月１日から４月の第４金曜までがお休みだそうです。つまりゴールデンウィーク前から６月中旬までと、夏休み期間と９月いっぱいが開設期間ということになります。
申込みの電話番号は、やはりホームページによると、ゴールデンウィーク、夏休み期間中は０８６６−２２−３５９４で、キャンプ場に繋がります。それ以外の時は０８６６−２１−０２２５で高梁市役所の農林課になります。
充実した設備で市街地からも比較的近く、それでいて自然も十分満喫でき、そのうえ料金も安く、加えて管理人の方もとても親切でした。特に初心者の方、お子様連れの方、またお年寄り連れの方にはおすすめです。

　
新城池と東屋【拡大写真】
　

　
アスレチック遊具【拡大写真】