津谷キャンプ場（トムソーヤ冒険村）(平成１７年５月１１日作成)

　　
旧勝田町（現在の美作市）にあるこのキャンプ場は、以前からいい所だという評判を聞いていました。ただ岡山市から結構遠くて、訪れるチャンスがなかったのですが、旧英田町（現在の美作市）の河会にヤマブキソウを見に行ったついでに、泊まる事にしました。
ちょうどゴールデンウィークで、混雑すると思ったので、会社の休みをとって、翌日が平日の子供の日に予約をしました。予約したその次の日にはキャンプ場の案内が郵送されてきて、なかなか気配りが行き届いているなどと思っていたのですが、その案内をよく読まなかったのが、大きなトラブルを後で起こす原因になります。

　
区画型サイト
　

　
英田町をあちこちまわった後、夕飯やお酒などを買い込んで、夫婦でキャンプ場に到着したのは午後の６時を過ぎていました。勝田町でもこのキャンプ場のある右手（ウテ）という所は、北の端で、少し行くともう鳥取県の智頭町になります。そのため思いのほか遅くなってしまいました。

　
翌日が平日とはいえゴールデンウィークなので何組かは泊まっているだろうと思っていたのですが、キャンプしている人は誰もいません。更に管理人さんもいません。
普通だったらとりあえず勝手にテントを張ってキャンプをするのですが、なんとトイレの入り口にシャッターが下りていて鍵がかかっており、使用できません。家内も一緒なので、少し困って管理棟のガラス越しに見える連絡先に電話をしてみましたが、誰も出ません。それでとうとう美作市の勝田総合支所（旧勝田町役場）にまで電話をかけるはめになり、更には担当の職員の方の自宅にまで電話をすることにもなりました。

　
炊事棟
　

　
実はキャンプ場には 、午後５時までに入らないといけなかったようで、送られてきた案内にもちゃんと明記されていました。門限を過ぎても何の連絡も無いので、今日はもう来ないのだろうと管理人さんが思われて、戸締りをして帰っておられたのでした。私の全くのミスです。
それでも、いろいろ紆余曲折の末に、最後は帰宅されていた管理人さんに連絡がとれて、引返してきて特段のお世話いただき、無事キャンプが出来るようになりました。役場の当直の方、キャンプ場担当の職員とその家族の方、及び管理人さんと、大変な迷惑をかけてしまいましたが、皆さん本当に親切にしてくださいました。
だからといって褒める訳ではないのですが、このキャンプ場は評判どおりの素晴らしいところでした。 　

　
左からトイレ、「探訪とふれあいの家」、
管理棟。その手前はフリーサイト
　

　
設備は炊事棟に綺麗なトイレが２つづつあります。１つのトイレは件（くだん）のシャッターが閉まるもので、これは夜に虫などが入らないようにという気配りだそうです。確かにトイレで蛾やゲジゲジなどがウロウロしているのはあまり気持ちの良いものではありません。もう１つのトイレは、同じ棟に温水シャワーがあり、サニタリーハウスと呼ばれているようです。到着した時は、もちろんこちらにも鍵がかかっていました。

　
そのほかに２０畳ぐらいの和室と、台所、トイレのある「探訪とふれあいの家」、公衆電話の設置してある管理棟があります。
サイトはかなり広い区画型サイトとフリーサイトの２種類があり、キャンパーの好みやその時の宿泊人数などによって選択出来るようになっています。芝の手入れも行き届いています。
周囲はヒノキが多いのですが、サイト近くには適宜広葉樹も植えられ、バランスがとれています。
またすぐ側には「野鳥の森」と名付けられた所があって、鳥がいろいろと来るようです。
更に津谷川という水の澄んだ小川が流れていて、清々しさを誘います。

　
津谷川
　

　
津谷川を少し降ったところでは、ヤマメの釣りも出来ます。そこには立派なコテージが１１棟あって、こちらにはたくさんの家族連れが泊まられていました。またその周辺にはトムのわんぱく広場、ハックの探検広場といったアスレティックコースや、テニスコートもあります。
キャンプ場の料金は大人１人８００円。申込みの電話番号は０８６８７−７−１１１１、美作市勝田総合支所です。開設期間は４月２９日から９月末までとなっています。

　
雨中での釣り風景
　

　
カージス丘のコテージ村