湯の瀬温泉キャンプ場(平成１２年６月２７日作成)
　
一時的に閉鎖されたようですが、６月から再開していると、現在の管理人さんからメールをいただきました。機会があれば自分で様子を見に行きたいと思っています。（平成１９年８月４日）

　
　
岡山市から国道４２９号線を北上して、小森温泉のある三つ角を左に曲がり、豊岡川沿いに進んで行くと、このキャンプ場が川の対岸に見えてきます。
５月の下旬、とても雨の強い日で余程中止しようかと思ったのですが、今年はまだあまりキャンプをしていなかったこともあり、警報も出ていなかったので、会社の先輩２人と一緒に、予定通り強行しました。ただ注意報はいろいろと出ていたようです。

　
区画型サイト
　

　
キャンプ場に行くために川を渡る橋の手前で、管理人さんと偶然出会い、泊まりに来たと話すと少し驚かれた様子で、今日はその他の予約は全てキャンセルされており、多分私たちもキャンセルするものと思っておられたようでした。それで、どこでも好きなところにテントを張ってもよいとおっしゃて下さいました。
料金はフリーサイトで２０００円、水道や炉が個別についた区画型サイトはそれよりやや高いようで、３棟ある定員５人のバンガローは６０００円です。共同の設備としては炊事棟、トイレ、それに美しく咲き乱れる花々に囲まれた東屋がありました。
申し込みの電話番号は０８６７−３５−１９００。開設期間はオールシーズンです。

　
東屋
　

　
好きな所にテントを張っていいといわれたものの、あまりの雨の激しさにキャンプ場についてしばらく様子を見た後、あっさりテントを張るのをあきらめてしまい、炊事棟の下にマットを引いて寝る事にして宴会を始めました。そして酔いも回ってきたところで、お目当ての温泉です。
キャンプ場の対岸の旅館にある湯の瀬温泉は、イオウに富んだ良質の湯で、内装も新たにしたばかりのようでした。雨で冷えた体を温めたあとは親切な宿のご夫婦と馴染みのお客さんたちと歓談し、とても楽しい時を過ごすことができました。
料金は５００円です。

　
対岸の湯の瀬温泉
　

　
翌朝目がさめると、雨はあがって昨夜とうって変わった嘘のような青空が広がり、なだらかな山々が姿をあらわしました。
岡山県の地形は、標高１０００ｍを超える県北の中国山地と、その南の標高３００ｍから６００ｍの吉備高原、そして瀬戸内海側の３００ｍ以下の瀬戸内丘陵群の３つに大きく分けられます。このキャンプ場のある吉備中央町（旧加茂川町）あたりは吉備高原に属します。
吉備高原はかつて侵食が進み、いったん平らな準平原と呼ばれる、地形の輪廻の最終段階に至ったものが、隆起して、再び山地となったところと言われています。そのため山の高さが大体同じ様な、なだらかな地形となっているのです。

　
キャンプ場概観と吉備高原の山々