望ケ丘キャンプ場(平成１９年１０月２日作成)

　
旧吉永町の最北部は備前、美作、播磨三国の国境（クニザカイ）に位置し、そのため三国（ミクニ）と呼ばれているそうですが、途中、翌朝のパンを買うために、三国小学校近くの「カントリーキッチン　木立」というパン屋さんに立ち寄りました。まさに建物はカントリー調のログハウスで、自家製天然酵母、国産小麦、地下水、天然塩を使って作っておられるということでした。

　
そこから数分ほど車で進むと、八塔寺ふるさと村です。
なにかのイベントか、藁葺き屋根の民家風の建物の前にテントが張られ、地元の方が特産の果物を売っておられたので、デザートにと藤稔、瀬戸ジャイアントという２種類のブドウ、それに早摘みをしたので味は保証できないという梨を買いましたが、どれも安価でした。
更に進むとふるさと館という大きな建物があって、ここにはレストランと宿泊施設があります。今回は利用しませんでしたが、ここの蕎麦はおすすめです。蕎麦打ち体験もできます。

　
ふるさと館
　

　
キャンプ場はそこからすぐの所にあり、案内板がたくさん出ているので、迷うことはありません。
望ケ丘というレストランがあって、そこで受付をしてもらうのですが、入口にカウボーイの人形が立っており、店内の売店のようなコーナーにもカウボーイハットが幾つも掛けてあり、さっきのパン屋さんといい、このあたりはカントリー調が流行（ハヤ）りなのでしょうか。
料金はサイト料２０００円と大人１人につき４００円、小人１人につき３００円の入場料が必要で、夫婦２人で２８００円でした。テントや毛布などのレンタルもしてもらえるそうです。

　
レストラン望ケ丘
　

　
レストラン入口【拡大写真】
　

　
サイトはレストランの前の窪地にあって、芝のサイトがファイアーサークルを中心に円形に配置されています。サイトとサイトの区切りはあまりはっきりしておらず、バーベキュー用のコンクリートのＵ字溝も２つのサイトで半分づつ使うようになっています。単独に区画されたサイトも幾つかありますが、そちらは少し狭いような気がしました。
また少し離れたところにもう一つサイト群がありますが、そちらは芝ではありません。
午後４時までに入場しないといけないということだったので、頑張って定刻までに辿り着き、早い夕食は最近お気に入りのオリーブオイルで作ったペペロンチーノとサンテミリオンを楽しみましたが、デザートのブドウと「味が保証されていない梨」は信じられないくらい美味でした。

　
テントサイト【拡大写真】
左上の青い屋根がレストラン
　

　
カントリーステージ（中央）【拡大写真】
左はトイレ、右は炊事棟
　

　
このあたりは備前の最高峰 八塔寺山（標高５３９ｍ）の麓にあたり、標高が５００ｍぐらいあるということで、用心してフリースを持って来たのですが、夜はそれほど冷え込むということはありませんでした。やはり自然が豊かなようで、夜にはフクロウが遠くと近くで２羽鳴いていました。
また朝食の時にはヤマガラがテントのすぐ近くまで来て飛びまわってくれましたが、前日に買ったチーズ玄米パン、肉を使っていないというカレーパンの味はあっさりしていて、とても美味しくいただくことが出来ました。
設備は水洗トイレ、炊事棟、それにカントリーステージという舞台があって、あくまでもカントリー調にこだわりがあるようです。また温水シャワーも利用できます。バンガローもあるそうですが、どこにあるのかよくわかりませんでした。
開設期間は４月１日から１１月３０日、申込みの電話番号は０８６９−８５−０２５２です。