久保井野キャンプ場(平成１６年５月１１日作成)

　
いろいろな事情があって、随分長いことキャンプに行けなかったのですが、４月に入ってようやく行ける状況になり、幾つかのキャンプ場に、予約の電話をかけてみました。しかし、猪に荒らされて復旧の目途がたっていないとか、今年はデイキャンプしかやっていないとか、団体の予約で一杯だとかで、次々と断られ続けているうちに時間がたって、ようやくゴールデンウィークにこのキャンプ場を予約することができました。

　　
申し込みは哲多町教育委員会にします。電話番号は０８６７−９６−２１１７です。申し込み手続きのため事前に哲多町役場に行って申込み用紙を記入して料金を払うのは、荒戸山キャンプ場と同じです。
当日は湯原町に少し長居をしすぎてしまい、そこから高速道路を利用してやってきたのですが、役場に着いたのはもう午後６時を過ぎており、夕闇が迫っていました。荒戸山キャンプ場に泊まる時にも来たことがあって勝手がわかっているので、すぐに裏の宿直室に行くと、まだ若い職員の方が丁寧に対応してくださり、最後に「明日は雨が降るようなので、気をつけてください。」と言葉をかけてくださいました。この前もそうでしたが、哲多町の職員の方は実に親切です。

　
テントサイト
　

　
キャンプ場は役場から４ｋｍばかり離れた山の上にあります。役場を出てから県道３３号線を北に河本ダムの方向に少し進みます。すると大きな案内板があるので、そこから右折して山道へと入っていきますが、要所要所に案内板が立っているので、道を間違えることはまずありません。１０分もあれば到着します。

　　
炊事棟　

　　
東屋
　

　
キャンプ場はコナラやクヌギの雑木林の中にあります。他にキャンプされていたのが１組だけということもあってか、静かで落ち着いた雰囲気です。滞在中、イカルやキジバト、トラツグミなどの鳥の声が聞こえました。サイトはペグが打ちやすく、夜になって雨がかなり降りましたが、水はけも良好でした。
設備は炊事棟と水洗トイレ、それに東屋が幾つかあります。ベンチと水銀灯も適当に配置されていて便利です。

　
実はあまり期待していなかったのですが、予想に反してとても良いキャンプ場だと思いました。そばにやたら大きな広場があって、そこに野球のバックネットと得点掲示板、それに二宮尊徳の銅像があったりするので、もしかすると昔の学校かなにかの跡に作ったのかもしれません。
料金は１サイト３００円と格安です。開設期間は４月から１０月までということです。
また別に管理棟というのがあって、ここに泊まることも出来ます。帰り際に偵察してみようと思っていたのですが、雨がかなり酷くて結局、中を覗いて見る余裕がありませんでした。役場の方のお話だとトイレ、バス、炊事場があるということで、料金は３０００円だそうです。

　
管理棟