津黒高原温泉キャンプ場(平成１８年６月１１日作成)
先日６年ぶりに訪れましたが、それには３つ理由がありました。 １つは、私の知っている人が最近、このキャンプ場の近くで働くにようになったので、その人に会うため。２つめは、翌朝鏡野町に用事があったため。そして３つめは、このキャンプ場の記事が古くなって、以前 関係者の方からご注意をいただいたので、書きなおそうと思ったからです。 このキャンプ場は旧中和村（現真庭市蒜山）の津黒山（１，１１８ｍ）の麓にあります。 オートサイトとフリーサイトがあって、オートサイトにはそれぞれに、ステンレスの流し台、テーブル・椅子、バーベキュー用の炉などが備えつけられています。オートサイトの数は４０あって、そのうち２０サイトにはＡＣ電源があります。料金は税別でＡＣ電源の無いサイトが３，５００円、あるサイトが４，０００円です。ＡＣ電源の無いサイトは昨今の大型のテントとタープを張られる方には少しだけ窮屈かもしれません。 キャンプのスタイルが近年、急速に変化しているので、それに歩調を合わせた投資をとなると、余程の利益が出ていない限り、キャンプ場の対応もなかなか難しいだろうと思います。 もともとは自然に近づく手立てであったキャンプが、今は町の快適さに近いものをそのまま持ち込もうとされる方も多く、そのギャップが顕在化し、そのため全面リニューアルする体力のあるキャンプ場も増えていますが、一方で対応しきれずに閉鎖する素朴なキャンプ場も多いようです。
オートサイト
フリーサイト
フリーサイトはやや傾斜のある広い芝のサイトで、炊事棟が付いています。料金は税別で１人５００円と利用しやすい値段に設定されています。 共同の設備としては管理棟があって、そこに水洗トイレ、無料の温水シャワー、洗面所が付属しています。 受付は、そばにある真庭市営の津黒高原荘のフロントでします。キャンプ場の名前にあるように、ここには温泉があって大人１人４００円で利用できるそうです。津黒高原荘にはもちろん宿泊も出来ます。他に周辺に温水プールやテニスコートなどもあります。 また近くに「津黒いきものふれあいの里」という自然公園があって、そこの「津黒川砂防公園」ではヤマメのつかみ取りや渓流釣りができ、「ネイチャーセンターささゆり館」では蒜山の自然に親しむことができます。 サイト１泊の利用時間は１４時から翌日の１１時まで。開設期間は４月１日から１１月３０日までで、申し込みの電話番号は０８６７−６７−２６５５になります。
津黒高原荘
津黒川砂防公園とﾈｲﾁｬｰｾﾝﾀｰささゆり館
受付を済ませてからすぐに知人に会いに出かけ、再びキャンプ場に戻ってきたのは午後６時過ぎでした。早速テントの設営を始めましたが、前回同様、安価なフリーサイトです。前回は私たちだけだったのですが、今回はもうお１人おられ、１人用の小さなテントを炊事棟の中に設営されていました。オートサイトには５、６組おられたようです。 また前回来た時はオオルリやカケスを見かけ、深夜、アオバズクの声を聞くことができたので、今回もどんな鳥にめぐり合えるか楽しみにしていたのですが、テントの設営中に、カッコウの声に交じってアカショウビンの声が聞こえてきて驚きました。 アカショウビンはカワセミやヤマセミの仲間で、なかなか出会えない鳥です。カワセミやヤマセミと違って唯一渡り鳥で、冬は東南アジアで越冬します。名前の通り全身が赤褐色で、「キョロロロ・・・・・」という澄んだ声がなんといっても魅力的です。やはり旧中和村は自然が豊かです。
